2008年 07月 23日
Kraków (Krakau) & Oświęcim (Auschwitz) : Poland |
夫が愛してやまない映画 "La Double Vie De Veronique 二人のベロニカ(クシシュトフ・キェシロフスキ監督作)" の舞台となったRynek Glowny(中央市場広場)。
あいにくずっと雨で、しかも工事中でしたが、美しい広場でした。むしろ、綺麗過ぎたかもしれません、新しいという意味で。(世界遺産なのに、こんなにピッカピッカでいいの~?って思っちゃう程。)
でも、広場をちょっと離れると、建物はこんな風にくすんで、雨によく似合う感じのばかり。
もうあと10分も歩き離れると、建物は角が崩れ、窓はガラスが割られ布でふさいで生活している様子もあり、、、
特産の琥珀や絵画、革製品などが売られてました。雨のため、大勢の人が避難。
上のマーケットではなく、お城の近くのお店で購入した琥珀たち。
ペンダント・トップは、夫からのプレゼント。あれから一度も着けてませんが・・・。
あまり記憶がないのですが、お城か教会へ夜コンサートに行ったのでした。
入り口の門は、「Arbeit Macht Frei (働けば自由になる)」と文字がありますが、そんなのはもちろん・・・。(上&右下 photo by 夫)
到底言葉では言い表せないけれど、とてつもなく悲しい場所。
写真なんて、全然撮る気になれませんでした。中でも今でも鮮明に覚えているのは、『子供の部屋』。収監当初は、収容者の写真を撮って管理していたらしく、涙を一生懸命堪えて凄まじい顔になっている子供たちの写真が壁に埋め尽くされていました。平和に暮らしていたら、きっとああいう表情は一生することはないだろう子供たち。。一角には、大量に積んであるベビー服。売っていたというから、買っていた人もいるのでしょう。他の赤ちゃんから剥ぎ取った服を買うということは、戦争がそうさせたとはいえ、想像を絶します。。
赴任当初は車がなかったので、電車での旅でした。
洪水のため、迂回しなければならず、なんと片道8時間以上もかかったのでした。
狭いコンパートメントから逃げて、食堂車でかなり粘っている図。食事は思いがけなく、美味しかったのを記憶してます。
by wiensmile
| 2008-07-23 10:23
| りょこう(オーストリアがい)